図柄表：ニコライ2世 図柄裏：王冠 発行地：ロシア帝国サンクトペテルブルク造幣局 発行年：1896年 額　面：メダル 材　質：銀 直　径：29 mm 重　量：12.12 g 状　態：準未使用 ロシア帝国モスクワのクレムリンに位置するウスペンスキー大聖堂で、1896年5月14日行われたニコライ2世の戴冠式を記念して発行された銀製メダル。もともとは布製のパーツがバチカン部分に付属しており、勲章のようにピンで衣服に取り付けることができるようになっていた。この戴冠式に日本国からは伏見宮貞愛親王と山縣有朋が出席した。 ネックレスとしてのバチカンが付いたジュエリーメダル。加工でなく、当初からこのような形で発行されたもので、ニコライ2世の治世を記念して製造された。当時の人間は、時の君主像が刻まれたコインやメダルをネックレスとして身に着けることが多々あった。神聖を持つ君主の肖像入りコイン及びメダルは一種の縁起物であり、幸運を招くと期待されてた。